雷サージ対策雷サージ対策

最近オフィスで増大している雷サージによる事務所・オフィスでの被害対策について説明します。

1. 雷サージ対策
 1.1 雷サージの概要
 1.2 雷サージ防止策

1. 雷サージ対策

1.1 雷サージの概要
これまでは夏季に集中していた雷の発生が、異常気象により年間を通してみられ、その落雷発生件数も増えています。
建物の近くに落雷した場合を誘導雷と、建物に直接落雷した場合を直撃雷と呼びます。この誘導雷や直撃雷により、瞬間的に過電圧が発生し電線や通信線を流れます。この過電圧のことを雷サージと呼びます。
雷サージが流れると接続されているパソコン・サーバーや通信機器内部の基盤を破損させたり、蓄積されているデータを破損させたりして、業務への影響が多大となります。
機器が雷サージにより破損する仕組みは、本来絶縁されている部分が異常電圧により絶縁破壊を起こし、そこに過電流が流れるためです。これを防ぐには、雷サージが発生したら装置前で瞬時にバイパス路に接続して雷サージを流します。
1.2 雷サージ防止策
雷サージ防止策としては、パソコン・サーバーや通信機器の電源回路と通信回路にサージ防護デバイス(SPD、保安器)を取り付けます。SPDは動作機能から以下の2つのタイプに分類されます。
タイプ 動作機能 特 徴
絶縁形 ・絶縁トランスや中和トランス等により、異常電圧に対し回路を絶縁・防護するタイプ ・予想した電圧までの異常電圧に対しては最も確実な防護がされ、消耗部品がないので無保守で長寿命
・大型、比較的高価
・高信頼が要求される通信回線の防護に使用
放流形 ・避雷管、バリスタ等の放流形サージ防護デバイスで、異常電圧に対し回路インピーダンスを下げて、被防護機器に加わる異常電圧を抑制するタイプ ・小型、廉価
・適当な防護デバイスの組合せ使用によりかなりの防護性能が得られる
・一般の通信機器の防護に多く使用
基本的な対策は、分電盤内の電源線と共通接地間に電源用SPDを取り付けたり、通信盤への通信用SPDの取り付けたりします。オフィスの環境に合わせて施工を検討する必要があります。
フロア間に電圧が誘電されような高層建築物の場合は、電源、通信線に接続される装置それぞれにSPDを取り付けます。
光ファイバの場合も決して安全ではありません。光ファイバの中には、保護する目的でテンションメンバと呼ばれる鋼線が入っているものもあります。十分な絶縁処理を施すか、等電位ボンディング接地に確実に接地する必要があります。ノンメタルのテンションメンバ使用の光ファイバを使用している場合は、対策の必要はありません。
簡単・安価な方法としては、雷サージ対策が施されたテーブルタップから電源を取る方法があります。通信線を使用している場合には通信回線にも対応したコードタップを使用します。
また、落雷による停電に備えて、重要な機器には無停電電源装置(UPS)を使用します。
さらに、情報通信機器以外のオフィス機器全般(コピー機、エアコン、冷蔵庫など)にも雷サージ防止策を施す必要があります。
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